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Locusta migratoria Linnaeus, 1758
大型のバッタで、氷ノ山ではスキー場やキャンプ場の草地で草のまばらな所でよく見かける。逃げるときはジャンプし翅を使って遠くまで飛んでいくので、捕まえるのは一苦労。
Eirenephilus longipennis (Shiraki, 1910)
名前のとおり翅の長いフキバッタ。胸部背面のしわが特徴。8月くらいから、響の森周辺でもよく見ることが出来る。
Metrioptera hime Furukawa, 1950
真っ黒のキリギリス。スキー場でも草が生い茂った所を好んで、葉の上などにいることが多い。捕まえようとすると、草の中に潜るように逃げるので、捕虫網ではすぐに逃げられる。捕獲には手づかみが一番効果的。
Mongolotettix aponicus japonicus (Bolivar, 1898)
後脚と翅をこすりあわせてシキシキとなく。♂は翅が長く、♀は翅がない。ススキの上で鳴いているので、鳴き声を頼って探すと、鳴いている姿を観察できる。
Chorthippus latipennis (Bolivar, 1898)
小型のバッタで、氷ノ山の山頂付近でもよく見かける。ナキイナゴ同様、後脚と翅をこすり合わせて鳴く。
Shirakisotima japonica (Matsumura et Shiraki, 1908)
響の森の裏の林道の脇でよく見かける。触角が長く、白い部分が目立つ。
Oecanthus indicus Saussure, 1878
9月頃、クズの葉の上や裏で、ルー・ルーと鳴く。探すときは、鳴き声を頼りに葉の裏などを丹念に見ていくと鳴いている♂の姿を見ることが出来る。その周辺を探せば他の個体が多数いることが多い。
Phaneroptera nigroantennata Brunner, 1878
脚が黒いツユムシ。昼でも、見ることが出来る鳴く虫。他の種と見分ける場合は、上翅と後翅の長さも重要。
Phraortes illepidus (Brunner von Wattenwyl, 1907)
枝に擬態する昆虫。葉の上や枝に止まってカモフラージュ。ナナフシとエダナナフシの見分け方は、後者のほうは触角が長い。エダナナフシは赤みがかった♂をよく見ることが出来る。
Micadina phluctaenoides (Rehn, 1904)
響の森の裏の林道脇のコナラの木などにいる。樹上にいるので、長い網でバサバサ梢をすくうと網に入る。翅は小さいが、飛ぶ為の役割は果たしている。実際、少しだけ飛ぶ。