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Apoderus (Compsapoderus) geminus Sharp, 1889
揺籃をつくる昆虫オトシブミの一種。5月~6月頃にヤナギの葉を巻く姿を観察できる。作った揺籃は切り落とさずぶら下がったままにすることが多い。
Dermatoxenus caesicollis (Gyllenhal, 1833)
何となく、モビルスーツを連想させるフォルムのゾウムシ。トチの葉の上などでよく見かける。捕まえようとすると、脚を縮めて落下し、行方をくらます。捕まえる時は下に網を置いて手を伸ばすと簡単に網の中へ・・・。
初夏に登山をしたり、林道を歩くと、葉の上で多数見ることが出来るが、似た種が多く同定は難しい。動きは早く、葉の上を歩きまわる。
Cicindeel Cicindela chinensis japonica Thunberg, 1781
キャンプ場や林道で普通にみられるハンミョウ。普通種とはいえ体の美しさはピカイチ。飛ぶ姿もまた美しい。
Carabus dehaanii dehaanii Chaudoir, 1848
地上をガシガシ歩く昆虫で、足が長く、光の当たり具合で美しく輝く。この写真は館内に迷い込んだ個体を撮影。
Carabus procerulus Chudoir
冬季(積雪時)に響の森裏の朽ち木の中で越冬中の写真。面長のシルエットと色の黒さで本種とすぐ分かる。
Nicrophorus concolor Kraatz, 1877
夜間にスキー場駐車場の外灯に飛来していた個体。体には無数のダニが付いていた。森の掃除屋。
Oiceoptoma nigropunctatum
森の掃除屋。氷ノ越の登山道で撮影。平たい体と胸部の黒い4つの紋がよく目立つ。
Nipponodorcus montivagus montivagus (Lewis, 1883)
なかなかみることが出来ないクワガタ。オオクワガタよりも小さく、脚が長いのが特徴。見つけるのは運が必要かも…
一見ミヤマクワガタにも見えるが、脚の長さが特徴的。脚長の美しいクワガタ。
Lucanus maculifemoratus Motschulsky, 1861
響の森の街灯にもよく飛来するクワガタ。オスは昼間も行動し氷ノ山ではウリハダカエデで樹液を吸う姿も目撃例がある。
Macrodorcas striatipennis Motschulsky, 1861
上翅の筋が特徴でその名が付いた小型のクワガタ。木の割れ目や樹皮の隙間で発見出来る。
Prismognathus angularis angularis Waterhouse, 1974
ブナ帯のクワガタで、響の森の写真フォルダを整理して、写真を確認したもの。ヒメオオクワガタもなかなか見つからないが本種も氷ノ山では希。
Geotrupes auratus Motschulsky, 1857
森の掃除屋。ほ乳類の糞を食べる。2009年には探勝路の無数のほ乳類の糞があり、そこにたくさん集まっていた。糞の下を掘るとオスメスペアで見つかる。
Ectinohoplia obducta (Motschulsky,1857)
6月頃ウツギの花の中に頭をつっこんでいる姿をよく見る。色違いもいるので、比べると面白い。
Popillia japonica Newmann, 1844
食葉のコガネムシ。氷ノ山でも非常によく見る。葉の上で交尾しながら葉を食べている姿を観察することが出来る。
Blitopertha orientalis (Waterhouse, 1875)
背中に斑模様があるので、わかりやすい小型のコガネムシ。マメコガネと同様、葉っぱの上にいることが多く簡単に見つかることができる。
黒化型と色が違うが同じ種類。氷ノ山ではどちらも見られます。
Paratrichius doenitzi (Harold, 1879)
脚が長く、模様が特徴的なコガネムシ。触覚が長く、動きは意外と素早くよく飛ぶ。
Coccinella septempunctata Linnaeus, 1758
誰もが知ってるテントウムシの代表格。アブラムシを食べる。捕まえると黄色い液を出す。この液は美味しくない。
Harmonia axyridis (Pallas, 1773)
模様が多様で、いろんなタイプが見られる。氷ノ山にも写真以外にたくさんのタイプがいるので、探して比べると面白い。
Epilachna vigintioctomaculata Motschulsky, 1857
食葉のテントウムシ。氷ノ山では、スキー場などの畑でジャガイモやナスの葉を食害する姿を見ることが出来る。
Epilachna admirabilis Crotch, 1874
食葉のテントウムシの一つ。カラスウリなどの葉の上で見つけることが出来る。背中の黒い模様が大きく、すぐそれと分かる。
Aiolocaria hexaspilota (Hope, 1831)
日本でも最大級の大きさを誇るテントウムシ。クルミハムシの幼虫を食べる。氷ノ山では、山頂に吹き上げて飛んでいる姿を登山すると見ることが出来る。
Prionus insularis insularis Motschulsky, 1857
真っ黒なカミキリムシで、触角はのこぎり状。胸部側面にはとげがある。灯火にもよく集まるので、響の森や氷太くんの外灯で見ることが出来る。
Anoplophora malasiaca (Thomson, 1865)
水玉模様が素敵なカミキリムシ。顔は怖いが、模様はかわいい。ヤナギの木にいることが多く。飛んでいる姿もよく見る。子どもには人気の昆虫。
Leptura ochraceofasciata ochraceofasciata Motschulsky, 1861
夏に咲く白い花に集まるカミキリムシ。背中に四つの筋があるのが名前の由来。サイズがひとまわり大きいのはオオヨツスジハナカミキリで別種。
Parechthistatus gibber Bates
背中にこぶのあるカミキリムシで、上翅がくっついているので飛ぶことが出来ないカミキリムシ。氷ノ山では、登山の途中の杉林の切り株などを歩いている姿を見ることが出来る。
Clytra arida Weise, 1889
一見模様はテントウムシだが、形が長細く筒状に見える。多分、テントウムシに擬態していると思われる。
Cassida versicolor (Boheman, 1855)
大山でも話題になった金色の昆虫。プラスチックのカバーがついたような形で、洗面器を逆さにしたような面白い姿をしている。